路は夫に先立たれ、二人の子供と舅である滝沢馬琴と暮らしている。目の見えない馬琴は『南総里見八犬伝』の口述筆記を路にさせていた。ある日馬琴の古くからの知人、幸右衛門が訪ねて来た。庭で熟していたゆすらうめの実を供すると、幸右衛門は本所にあった小料理屋での出来事を語り出すのだった(「ゆすらうめの家」)。江戸に生きる女たちの恋愛を描いた連作短編集。
■梓澤要/梓沢要/Kaname Azusawa
静岡県生まれ。明治大学文学部卒。1993年「喜娘」で歴史文学賞を受賞して作家デビュー。
作者:梓澤要/梓沢要/Azusawa Kaname
叢書系列:あ 49-1
規格:文庫,10.8 x 15.3 x 1.6 cm,336頁
出版商:光文社/Kobunsha
商標:光文社時代小説文庫
出版日期:2009年09月20日初版壹刷
語言:日文
ISBN-13:978-4-334-74655-1
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