真夜中から空が白むまでのあいだ、どこかでひっそりと深淵が口を開ける。「風の歌を聴け」から25年、さらに新しい小説世界に向かう村上春樹書下ろし長編小説。
マリはカウンターに置いてあった店の紙マッチを手に取り、ジャンパーのポケットに入れる。そしてスツールから降りる。溝をトレースするレコード針。気怠く、官能的なエリントンの音楽。真夜中の音楽だ。
■村上春樹/むらかみ はるき/Haruki Murakami
日本知名小說家村上春樹亦是美國文學翻譯。熱愛音樂。村上廿九歲開始寫作,文壇處女作《聽風的歌》甫問世旋即獲得日本群像新人獎,一九八七年村上第五部長篇小說《挪威的森林》在日本銷售達四百萬冊,其寫作風格深受歐美作家影響,少有日本戰後陰鬱沉重的文字氣息。
廿九歲那年,一場球賽成為改變村上春樹命運的契機,他曾在柏克萊大學的一場演講上說道:「1978年4月,有一天我突然想寫小說。…當天下午我正在看棒球,坐在外野區,一邊喝著啤酒。…我最喜歡的球隊是養樂多隊,當天是和廣島隊比賽。養樂多隊在一局下上場的第一棒是個美國人,大衛.希爾頓(Dave Hilton)。…我記得很清楚他是當年的打擊王,總之,投出的第一球就被他打到左外野,二壘安打。就是那時我起了這個念頭:我可以寫一本小說。」"
球賽結束後村上直奔文具店買了鋼筆和紙,開始創作他的第一部小說——《聽風的歌》。
1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『騎士団長殺し』がある。『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、紀行文、翻訳書など著書多数。海外での文学賞受賞も多く、2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞を受賞。
作者:村上春樹/むらかみ はるき/Haruki Murakami
規格:精裝,13.8 x 19.6 x 2.7 cm,292頁
出版商:講談社/KODANSHA
出版日期:2004年09月10日初版貳刷
語言:日文
ISBN-10:4-06-212536-6
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